DOCONOさんという方のオーディオを中心としたブログを時々拝見しています。
今月の初めころからポータブル電源を使った試みを毎日のように配信しています。
ポータブル電源はAC100Vあるいはソーラーパネルなどから充電し、停電時に
インバーターによってAC100Vを作り、商用電源の代わりとして使用するもので
おもに災害用でした。最近は大容量化されキャンプなど屋外使用にも使われて
いるようです。
ブラックフライデーが終了してしまいましたので値引きしていないだろうと、調べて
みると何とクリスマスセールがありました。家内から災害対策として1台くらい
買ってもどうかと言われていましたので、オーディオ用にも使える容量を探し45%
OFFという魅力的な製品を見つけました。
それは今回購入したBLUETTIという会社のAC180というポータブル電源です。
大きさが幅340ミリ×厚み247ミリ×高さ317ミリで重量が16.4キロという何とか
運べる大きさで、使用電力が1800W、バッテリー容量が1152Whという製品でした。
価格はソーラーパネルとバッテリー本体で約8万円でした。

PC170088
こんな外観です。ACコンセントが4ヶ、USB-Cが1ヶ、USB-Aが4ヶついています。

PC180100
SDプレーヤー、DAC、プリアンプ、メインアンプの4台をつないでみました。
スピーカーの後ろにスペースがあったので、とりあえずここに設置してみます。

PC200104
このようにモニターにて充電入力、バッテリー残量、消費出力を表示してくれます。
バッテリー残量の%表示の下に残量時間の表示もあり便利です。
音を出しているときの消費電力は60~70Wでした。少し時間が経過すると表示は
消灯します。周波数は50㎐と60Hzが選定できますが60Hzで使用しています。

私のオーディオシステムでは消費電力が70Wとすると容量が1152Whですので
16時間くらい連続使用ができます。AC100Vから充電しながら使うことも
できますが、使うときは充電せずに消費したほうがバッテリーの寿命としては
よいそうです。

音の印象ですが、くっきりとした解像度の高い音です。それでいて低音の出方が
しっかりとしています。もしかすると私の現在のシステムでは最高に近い音なのでは
ないかと感じています。
SDカードを入れ替えていろいろな音楽を聴いていますが、録音がよいアルバムで
より顕著によい印象を持ちます。よく聴くニッキ・パロットさんの"Look of Love"や
"The Sadow of Your Smile"のパロットさんの魅力的な声だけでなく、バックに入って
いるビブラホーンの音色が何とも魅力的です。鈴木章治さんのクラリネットの抜ける
音が美しく再現されています。いまのところ、もしかすると現システムはこれで
”上がり”なのかもしれないという気もしています。

DOCONOさんのブログではいろいろな使い方で評価をされていますが、なぜポータ
ブル電源の音がよいかはまだ謎です。またメーカーや型式によっても評価は一定では
ないようです。確定的ではありませんが、ポータブル電源の容量は1000Wh以上で
消費可能電力は2000W以上は必要ではないかと感じています。
私の購入した機種は運搬できる最大の重量で良い買い物であったようです。

この1~2週間でRCAケーブル、ポータブル電源を入手してシステムの音はかなり
よくなったと思っていますがプラシーボの要素もありますので、しばらくこの状態で
使い込んで行きたいと思っています。またWiiM pro plusの使い勝手もだんだん熟知
してきましたので、ストリーミング再生で新しいアルバムの発見もしていこうと
思っています。今年はマルチアンプシステムに取り組み、ノイズ問題を解消できずに
ネットワーク式に戻りましたが、ここにきて新しい発見がありよい年になったようです。