マイペースのblog

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カテゴリ: DAC_AK4497DM2

AK4497DMが壊れて修理するか迷っていたところ、やなさんから三端子レギュレーター版がリリースされました。
このDACはAK4497DMが進化した基板です。

アナログ電源とデジタル電源に三端子レギュレーターを使うことができます。
レギュレーターチップにADM715X、LT3042、LT3045、TPS7A4700などが使えたくさんのバリエーションが
あります。この中でLT3042が一番ローノイズですのでこれを使ってみようと思っていました。

三端子レギュレーター版はAK4493DACに採用されて評価もよいので、やなさん掲示板にてAK4497DM2の
三端子レギュレーター版リクエストしていましたら出来たとのコメントがあり作ることを決めました。

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AK4497DM2基板とレギュレーター基板です。レギュレーター基板は150円と安価にて頒布されています。

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そこでDAC基板とレギュレーター基板を製作しました。レギュレーターはソケット式になっていて交換が容易な
設計です。例えば電流を多く流せるLT3045チップを使ったレギュレーターや2ケ、4ケを使ったよりローノイズ
なタイプに交換することができます。
まずは標準のLT30421ケ使ったレギュレーターを搭載しました。


これをDACシャーシ内に新しいDAI3と一緒に組み込みます。
以前はAK4137P2D基板とAK4497DM基板の2ケでしたが今回は基板が3ケとなります。

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これが新しいDAI3とDAC基板を組み込んだ中身です。
基板の数が増えましたがなんとかレイアウトできました。また以前のLCD表示と設定用プッシュスイッチは
そのまま使いました。入力はHDMI受信だけですが同軸SPDIF入力やDDコンバーターを組み込めるスペース
を確保しています。
電源は4トランスとTPS7A4700基板を使っています。前回壊れた基板は新品を交換してあります。

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DAI3基板と新しいDAC基板はフラットケーブルで接続しています。

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SDTrans384と組み合わせて音出しをします。

いきなり予想を上回るよい音が出てきました。それぞれの基板が最新設計ですが、特にローノイズ3端子
レギュレーターを搭載したAK4497DM2基板のポテンシャルが高い理由ではないかと思っています。

具体的には低音の質がクリアーでどっしりとしていること、楽器の細かな音まで聴こえてくるSNのよさです。
まだ完成したばかりですので、しばらくエージングを兼ねていろいろなアルバムを聴きこんでみたいと
思っています。

今回もLCD表示器が側面にありますのでラックに入れると見えないのでいずれ正面に移動しようかと
思っていますが、SDTrans384と組み合わせますので視覚的にバランスのとれたレイアウトにしなければ
なりません。 

AK4497DMが壊れて気落ちしていましたが、その少し前からやなさんの新しいDAIを製作していました。
このDAIはとてもオールマイティな仕様になっています。

大きな特徴は
1.コントロール基板が独立してP2DやDACの設定を1ヶ所でまとめて行える。
2.コントロール基板をP2D基板やDAC基板と分離されているのでマイコン系のノイズが音楽信号に入りにくい。
3.入力が多様で、I2S入力を3つ、光SPDIFが2つ、同軸SPDIFが2つある。特にI2S入力が3つあるので
  現用のSDカードプレーヤーだけでなくDDコンバーターとも容易に接続ができる。
4.I2S入力はアイソレーターで入力とDAI以降のGNDは分離されている。
5.クロックは22MHz、24MHz、44MHz、48MHzと4つ備えていてほとんどのハイレゾに対応している。
6.Si5317で内部クロック、外部クロックをジッタークリーニングができる。PCM信号をDSDに変換したり、
  アップサンプリングすることができる。
7.コントロール基板のマイコンはWifi接続ができ、プログラムの更新やDACの設定がパソコンでできる。

このように今考えられることがすべてできるすぐれもののDAIです。
ですので昨年リリースされてすぐに入手しました。

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左がコントロール基板、右がDAI基板です。DAIチップはTIのPCM9211を使っています。
アップサンプリングやPCM/DSD変換は旭化成のAK4137チップを使っています。

AK4497DM基板が壊れてしまったので予備のAK4495DMを使って試運転をします。
AK4495DMはマイコンが搭載されていますが、今回のコントロール基板から制御するのでマイコンは
取り外します。

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合板の上に仮組してみました。

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液晶表示にはすべての情報が表示されます。
この表示はインプット2にI2S入力、DAC出力は減衰なし、PCM44.1kHzをPCM768kHzにアップサンプリング
ジッタークリーナーがロック、サンプリングコンバーター使用、内部48kHzクロック使用 という表示です。

仮組のままSDカードプレーヤーと接続して音を出してみました。
アップサンプリングやDSD変換など特に問題なく設定できました。そして音を出してみるとSNにすぐれた
素直な音という印象です。DAIでは大きな音の変化はないと思われますが、多機能であることが使いやすい
DACになると思っています。
この基板が完成したらAK4497DMと組み合わせるつもりでしたが、AK4497DMが壊れたのが誤算でした。
早くAK4497DMを復活させてこのDAIと組み合わせたいと思っています。

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