マイペースのblog

オーディオ、珈琲、旅行を中心とした話題です。 皆さんのご意見をお待ちしています。

カテゴリ: 6N6真空管差動アンプ

アマゾンを見ていましたら気になるモノを発見・・・・思わず2ケ購入しました。
チューブラジエターという商品で金属の網でできており真空管にかぶせると放熱と温度均一性をはかるという
アクセサリーです。

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リン青銅の網でできています。ジャバラになっており山どうしを組み合わせると右のようになります。
これを耐熱性の輪ゴムで固定します。サイズが3種あり一番小さいものです。大きなものは300BでもOKです。

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6N6P差動アンプに装着してみました。おしゃれっぽい気がします(笑

アマゾンの説明は
・KRYNAのチューブラジエーターは真空管に巻きつけることで、真空管に滞留する熱を外部へと逃がします。
・この新しいチューブラジエーターは、バネ性と強度に優れたりん青銅から成り、ウェーブ状のひだが真空管に
 密着し、高い放熱効果を発揮します。
・放熱効果が上がることで、真空管の表面温度が下がり、熱雑音を減らし、よりクリアな音となります。
・まるでベールが一枚剥がれたような静寂感やエネルギー感の溢れ出るサウンドを是非体感して下さい。

ということですが、相当おおげさな表現です。そんな気がするという程度です。
でも豪華な外観になり満足です!!(笑

6N6真空管差動アンプで夜長にボーカルを聴いています。MT管ですが橙色に灯る真空管
がホッとさせてくれます。いろいろなブログでカップリングにオイルコンデンサーを使う
とよい結果であると紹介されています。
このアンプにはASCのフィルムコンデンサーを採用しています。

そこでオイルコンデンサーを調べてみましたが、いずれも高い・・・高いからよい音なの
か、よい音だから高いのか(笑 
製作したアンプはミニワッターでたかだか1Wで総額30kちょっとです。アリゾナ
キャパシティーはマランツなどに採用されていて魅力がありますがかなり高額なので
控えます。DEL RITMOという日本製のオイルペーパーコンデンサーを見つけました。 
しかも価格が安い、アリゾナキャパシティの1/5くらい。

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左が今回採用のオイルペーパーコンデンサー、右が今まで使っていたASCのフィルム
コンデンサー。大きさはほとんど同じです。オイルペーパーコンデンサーはビタミンQ
という名前らしい。
調べてみるとギターアンプにかなり使われていて評判もそこそこよいようです。

早速、入れ替えてみました。そしてしばらく通電して・・・・・・
最近入手した今井美樹さんのハイレゾのベスト盤を聴いてみました。ギターの音が心地
よく聴こえます。

井上アンプと比較すると高音の抜けと低音の押し出しにやや劣るアンプでしたが、高音の
抜けはやや近づいた感じです。低音の押し出しはまだもう一歩でしょうか。 総合的には
秋の夜長に音量を控えめでボーカルを楽しむにはちょうどよいアンプになりました。

ぺるけ式6N6真空管差動アンプはこれで完了ということになりそうです。
ミニワッターアンプとしてはすごく魅力的な一品になったという印象です。 

以前製作した6N6真空管差動アンプはあまり使っていませんでした。夜長に小音量で
音楽を聴くときには真空管アンプが似合っている気がしていました。そこで夜長だけ
使おうかとセッティングしてみました。

久しぶりにペルケさんのホームページを見てみると、なんと私が製作した6N6アンプ
が改良されていました。私が製作したのは”6N6全段差動プッシュプル・ミニワッター
2012”というバージョンです。ペルケさんのミニワッター真空管アンプの中では一番
たくさん製作されたのではないかと思っています。
このアンプが今年の初めにバージョンアップされてVersion2となりました。

改良のポイントは初段を2SK30Aから2SK117になり初段利得が増え、負帰還量を
増やすことができ低ひずみ率化とバスブーストをつけています。また初段のドレイン電流
を増やして終段A2級動作範囲を拡大しています。一言でいえばミニワッターですが低域
改善と迫力強化でしょうか。
回路および詳細はペルケさんのホームページを参照して下さい。

必要部品をリストアップしてみると、驚くことにほとんどの部品を持っていました。
初段の定電流用FET2SK30A、初段ペアFET2SK117や抵抗など。ないのはラグ板だけ、
であればラグ板買って作ってしまおう(笑

ペルケさんのアンプはラグ板に電源部とアンプ部をそれぞれ作り配線するスタイルで
マニュアルに沿って作りやすくなっています。ですので再現性が高く誰でも作ることが
できます。
アンプの自作は回路構成だけでなく作りやすさは必須な要件だと思います。しかも部品を
頒布してくれるというアンプ製作では最もすばらしいサイトだと思っています。

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上が電源基板です。B電源と初段FET電源を一つのラグ板に組み込みます。
下がアンプ基板です。中央で左右対称の部品配置となっています。白いフィルム
コンデンサーは入力コンデンサーでASCがありましたので使ってみました。  
青の角柱部品はDCバランス調整用の半固定抵抗です。調整ネジが横ですが上の方が
シャーシに組み込んだときに調整がしやすいと思います。
部品配置はペルケさん推奨配置とほぼ同じです。よく考えられた配置です。

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シャーシに組み込んでみました。以前も同じ配置でしたので簡単に組み込むことが
できました。右上の小さなスイッチはバスブーストスイッチです。

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出来上がった外観です。中の基板だけを交換したので改良前とほぼ同じ外観です。
バスブーストのスイッチが真空管の後ろに増えたのが変わったところです。

電源を入れると真空管が赤くなり半導体アンプにはない趣きがあります。しばらく通電
しておきます。夜長にボーカルを聴いてみました。最近よく聴くSusan Wongさんと
今井美樹さんのベスト盤です。女性の声がやさしく伸びやかに聴こえます。バスブースト
スイッチをオンにすると厚い音になります。
小音量でボーカルを聴くには最適なアンプになったと思います。

昼間にややボリュームを上げて聴くと、残念ながら井上アンプの高解像度にはかな
いません。しかし秋の夜長に小音量で音楽を楽しむには最適なアンプかもしれません。
 
最後にすばらしい改良をして頂いたペルケさん感謝申し上げます。

今週は義母の不幸があり忙しい一週間でした。
久々に家で音を聴くことができるようになりました。
 
先週はブログで知り合ったいさおさんに製作したばかりの真空管差動アンプを送り音を聴いて頂きました。
他人の機器はどうしても甘い評価になりがちなので「忌憚のない意見を」とお願いしました。いさおさんのアンプに
比べて高音の響きが足りず70点くらいとの評価でした。詳細はいさおさんのレポートを参照下さい。
 
これは貴重な意見と思っています。真摯に受け止めるとして(笑、少し考えてみました。
・エージングがまだ足りない(製作後、15~20時間くらい)
・トランスを含めて電源の力不足
・汎用の部品ばかりなので音質が劣る
・出力が1ワット弱なのでもともとポテンシャルがない
・いさおさんのスピーカーとの相性がよくない
 
などいくつか考えられます。本当のところはよくわかりません。
 
でも昨晩11時ころに聴いてみると結構いい音なんです(笑
真空管がほんのりと明るくなり、小音量でジャズなどが聴こえるといい雰囲気です。
ですのでセカンドアンプとしては合格点だと思っています。メインにするには苦しいかも。
 
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このアンプと10センチくらいのフルレンジの小さなスピーカーの組み合わせで夜用のセカンドシステムを
完成しようかと。
 
どんなスピーカーがいいのか・・・・・アルテックのパンケーキは好きですが20センチなので大きすぎます。
とりあえず手持ちのフォステックスFE-103Enのボックスを作ってみようかと思っています。

6N6P差動ミニワッターが完成しMDMSバーインCDでエージングを行い5日目になりました。
セカンドシステムのアンプとして満足行く結果となりましたので、製作や音質のまとめをしておくこと
にしましょう。
 
回路、製作、調整について
今回はぺるけさんの回路をまるごと再現する形で製作しました。
真空管式差動アンプはぺるけさんの発明に近い回路で、出力はそんなに出ませんが低音の押し出し
高音の伸びなどの評価がありたくさんの方が自作されています。
先日もファイルウェブというサイトのコミュニティ掲示板で300Bシングルアンプよりもよい音がしたとの
記事を読みました。
部品のほとんどを頒布頂きましたのでとてもスムースに製作することが出来ました。シャーシがやや小さい
ので製作には少し苦労をしました。
DCバランスの調整用の半固定ボリュームをまわすネジが横向きでしたのでやりずかったので真上に
すべきだったと反省して思います。定電流用のFETやツェナーダイオードがきちんと選別されていたので
DCバランスや各部の電圧がほぼ設計値通りになりました。
 
音について
ハムノイズはフルボリュームでまったく聞こえません。ヒーターがAC点火なので驚いています。
メインシステムのFETアンプと比較をしてみたいと思います。
システムは
FETシステム)SDプレーヤー→DAC→FETバランスプリ→FETバランスメイン→Feastrexスピーカー
今回システム)SDプレーヤー→DAC→差動ミニワッター→Feastrexスピーカー
 
なおFETアンプシステムはDAC~プリ~メインがバランス接続です。
ミニワッターはアンバランスシステムです。
 
私が普通に聴いている音量では、低音の押しだし、中音のきれいさ、高音の伸びなどほとんど同じ
印象です。どちらかが優れているとは確認できませんでした。
 
ミニワッターアンプではギターやピアノなどが時々ハッとする輝きを感じます。またボーカルが伸び伸びと
聴こえるのは製作したばかりなのでプラシーボかもしれません。
 
まとめとして
約1ワットというミニワッターですが音質は一級品だと思います。
しかも使っている部品は汎用品ばかりで製作費は35kくらいで、FETアンプのなんと20分の1くらいです。
重さは10分の1、大きさも10分の1です。本当に驚いています。
アンプやオーディオに対する考え方が変わりそうです。お金をかけなくても十分にすばらしい音楽を聴くこと
ができ、しかも抵抗、コンデンサーや線材などは汎用品で十分であると言えそうです。
 
こうなるとセカンドシステム用の小さなスピーカーも作らなくてはいけません。
もう少し音楽を聴いて落ち着いてからになりそうです。
 
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真空管が光り輝くといい雰囲気を出してくれます。

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