マイペースのblog

オーディオ、珈琲、旅行を中心とした話題です。 皆さんのご意見をお待ちしています。

カテゴリ:スピーカー > SBA-761

今年に入り何かと多忙でオーディオは進んでいませんでした。マルチアンプの検討をする
前に、スピーカー内部の配線を変更しました。オリジナルはデンマークのJantzen Audio
から供給されたSBA-761セットに添付されていた配線材でAWG16の銀メッキ線でした。
少し細い気がしたので、ゾノトーンMISTER SP-1700にしました。この線材は最近発売
された評価の高い線材で、価格もそれなりでしたので採用してみました。

P2275522
左がオリジナルでAWG16、右がゾノトーンSP-1700で太さは1.55スケです。

P2275519
ネットワーク周りです。

P2285530

この際に裏側のスピーカーターミナルを3ウェイマルチ用に増設しました。
配線はネットワークのままで下段のターミナルから信号を供給します。

まだ2時間ほどの視聴ですが、低音、高音とも鮮やか印象です。エージングを兼ねて
このまま音楽を聴いてみようと思っています。

改めて、このスピーカーの設計の考え方をDIY Loudspeakerというサイトで熟読して
みました。ミッドに使っているSBアコースティックスのMW-16Pを基本として、
高域にシルクドームツイーターTW29RNを加え、低域はカットせずに補強として
MW19Pを加えています。ですので設計者は2.5ウェイと呼んでいます。

IMG_20220605_00011024_1
ネットワークはこんな感じです。
ミッドのMW16Pはローカットせずに伸ばしハイカットはコイルだけの1次となって
います。MW16Pをフルに生かすためにこのようなシンプルなネットワークになった
したようです。
設計者の方はScans PeakやSBアコースティックスなど多くのユニットを使って試作
されており、このSBA-761はコストパフォーマンスにすぐれた組合せと評価しています。
サイトでは製作された方の画像やコメントの投稿がありますが、SBA-761が最も多く方が
投稿をされていることから人気が高いようです。
設計の考え方を熟読し、内部配線を替えてみるとこのままでも十分に本領を発揮すると
の印象を持ちました。あえてマルチアンプにする必要性はなさそうな気がしてきました。
もう少しじっくりと聴いて結論を出そうと思っています。

涼しくなってきたのでSBA-761の塗装にチャレンジしました。
人工うるし塗装を試みましたが、むらが目立ち断念しました。そこで手持ちの3Mの
ダイノックシートを貼ります。ダイノックシートは厚みがあり、光劣化がしにくい
特徴があります。粘着力が強く貼るには少し苦労します。

PA025017
色はマホガニーにしました。というより手持ちでしたので選択の余地はありません。
バーチ合板の美しい積層面がみえなくなったのは残念ですが。

PA025013
小さいDDBHスピーカーと兄弟のようです。

外装が完成しましたので秋の夜長は中華製SDプレーヤーとSBA-761スピーカーで
ゆっくり音楽を楽しみたいと思っています。

SBA-761が完成して2カ月が過ぎました。いろいろな曲を聴いていますが少し調整をして
よい状態になりました。

SBA-761はホームページで紹介されているオリジナルに忠実に再現しました。オリジナル
と異なるところはバーチ合板24ミリ厚を使ったことです。オリジナルは20ミリ厚です。
いくらか気になっていたのは、響きがやや足りない点です。よく言えば澄み切った音で
悪く言うと厚みに欠ける音です。そこで何か修正する点はないかと考えていました。

吸音材に着目し、オリジナルはニードルフェルトをエンクロージャー内のすべての面に
いれ、第一キャビネ(上側)にはさらにウール125グラムを入れるように指定されています。
もう少し響きがある音にしたかったので、そこで第一キャビネにある125グラムのウール
吸音材を取ってみました。というのも24ミリ厚のバーチ合板は非常に硬くてしっかりして
おり再生中にキャビネに耳をつけてもほとんど音が聴こえません。以前のウォールナットの
キャビネでも少し響きが聴こえます。ということは響きが足りないか吸音しすぎではないか
と考えウール吸音材だけを除去しました。
P8084971
上が第一キャビネです。16センチミッドバスとツイーターが入っています。
ベージュに見えるのがウール吸音材です。

P8084970
ウール吸音材を取り除きました。ニードルフェルトだけにしました。

結果は響きの良い音になりました。ダイアナ・クラールのボーカルがいい感じです。
また以前、ゴールドムンド風のシャーシにLM3886アンプを入れていましたが、音が
もう一つなのでアレキサンダー型アンプに中身を入れ替えました。
現在はSBA-761スピーカーをゴールドムンド風プリアンプとメインアンプで駆動して
います。低音感にすぐれた現代風の音のように聴こえます。
P8084975
とりあえず最終形なのでしょうか。

涼しくなったらSBA-761スピーカーを着色したいと思っています。

SBA-761が完成して1週間くらいになります。この間にいろいろな音楽を流しています。
リアバッフルはとりあえずネジ止めとして吸音材などの調整がやりやすくしていました。
ほぼ調整する必要がなくなったのでリアバッフルも接着剤で固定し、ネットワーク調整用に
リアバッフルの下部のみビス止めとしました。

音はいままで常用してきたFeastrex Nf-5と同じような音色で中域はほとんど同じ感じで
ひずみ感の少ない音です。これに伸びた広域と低音が加わった感じです。
高音はシルクドームツイータです、この上にベリリウム振動版がありますが全体の
バランスを考える必要ないと感じています。

P6204951
こんな外観です。まだフィンランドバーチをサンディングしただけですのでいずれ
塗装をしなくてはなりません。

P6084949
スピーカー台から端材とインシュレーターで約35ミリほど浮かしてあります。
バスレフポートが底部にありましので下部との隙間で低音の調整をします。
推奨は30~40ミリです、今は35ミリとなっています。


一度セッティングすると動かすことはありませんが、少し重いので測ってみると24キロ
でした。持つのに大変なのでリアバッフルに爪付きナットを埋め込んで持ち手をボルト
で付けられるようにしました。

P6204952
持ち手です。バッフル面のスピーカーに触ることなく移動できますので付けて重宝して
います。

P6074929
ツイーター付近の画像です。バーチ合板は切り口をサンディングすると美しい積層面と
なります。ですのでこれを生かした塗装をしようかと思っています。塗装は失敗でき
ないので端材で試し塗りしてからになります。無難なのはピアノ調の黒ですが・・・

しばらくは音楽を楽しんで秋になったら塗装しようかと思っています。
f特は測っていませんが、テストCDでは31.5Hzから聴こえるので低域は十分下まで
でているようです。高域は20kHz以上出ているようですが12kHzあたりから駄耳には
つらいところです(笑
ボーカルを聴くとさわやかな印象で作ってよかったと思っています。

エンクロージャーがほぼ完成しました。吸音材を指定通りに入れてみます。

P6044905
こんな感じです。24ミリ厚なので結構重いです。

P6044912
吸音材を入れます。

SBA-761Network1
ネットワーク図です。

P6044915
合板に組み立てたところ。

このネットワークを組み込んでスピーカーユニットと配線すれば完成です。
早く結線したいですが、あせらずに(笑
以前のFeastrexエンクロージャーより100ミリ高く、幅は60ミリ狭いのでかなりスリムな
感じです。重さはユニット込みではSBA-761の方が重そうです。
2~3日で音出しができそうです。

↑このページのトップヘ