マイペースのblog

オーディオ、珈琲、旅行を中心とした話題です。 皆さんのご意見をお待ちしています。

2021年03月

EMISUKEオーディオさんから頒布を頂いた基板を使って新しいボリュームの検討を
しています。このボリュームは回転式のボリュームを抵抗とリレーによる切り替え式
にしたものです。抵抗は15ケを使って8ケのリレーで並列接続を含めて128ステップ
で切り替えていくものです。
少し調べてみると、海外のサイトで同じような検討をしてアッテネッター抵抗値を入れる
と自動的に必要な抵抗値を計算してくれるプログラムが紹介されています。内容はほぼ
同じと推定されます。
単純に考えると例えば50kΩのボリュームで入力電圧をR1とR2に分圧するR1とR2を
リレーで切り替える方法です。複数の抵抗を使ってR1とR2の決定は難しく手計算では
無理です。今回のアッテネータはー63.5dBから0まで0.5dBづつ128ステップで変化
させることができます。

P3124284
各基板に必要な部品を取り付けて合板に組み立ててみました。
電源とCPU基板、入力切替基板、抵抗アッテネーター基板、液晶表示から構成されます。
テレビ用のリモコンで操作します。

P3124281
右上から入力基板、抵抗アッテネーター基板、CPUコントロール基板です。
入力は5ケ切り替えられます。抵抗アッテネーターはリレーが8ケ、抵抗が15ケ×2です。

P3124279
液晶は照光タイプで文字が見やすく、上段に入力を下段にアッテネータ値が表示されます。

P3194327
リモコン動作がうまく行きましたのでシステムに組み込んでテストをします。

リモコンで0.5dBづつ変化させることができますので良い感じです。またリモコンの
消音ボタンを押すとミューティングになります。
アッテネーター抵抗値が20kΩとします。この値はどのくらいがよいのかは分かりません。
抵抗にデール無誘導巻線抵抗と東京光音電波の金属皮膜抵抗を使いました。全部デール
の巻線抵抗にしたかったのですが10kΩ以上はありませんので半分は金属皮膜抵抗と
しました。
音は解像度の高い音が出ています。常用のファインメットトランスアッテネッターと
比べると、音の濃さのような感じはファインメットに軍配が上がります。
しかし0.5dBづつ細かく音量調整がリモコンでできるという使い勝手はすばらしい
ものがあります。

エージングを兼ねてこのままテストを続け、ケーシングしたいと思っています。
音が満足できればメインのプリアンプになりそうな気がします。

アレキサンダー型電流帰還アンプは抵抗の見直しなどによってかなりよいアンプに
なりました。アンプの音が変化していくといつも変わらない標準アンプが必要に
なってきます。
そこでぺるけさんの19V版ミニワッターアンプを製作することにしました。
ぺるけさんはユニバーサル基板を使っていますが、かなり込み入った配線となります
ので躊躇していました。少し前にヤフオクで基板のみが出品されていましたので落札
することにしました。トランジスターは指定のもの、抵抗は安価な金属皮膜抵抗、
ケミコンはニチコンの汎用品を使いました。つまり入手できる汎用部品でどんな音が
するのかも興味がありました。この回路は差動2段でプリドライバーなしで終段トラン
ジスターを駆動しています。最少のトランジスターと徹底的にローノイズになるように
回路をブラッシュアップされ最終版となっています。

P3054269
P3054268
いいきなり完成した姿です。シャーシはタカチのコンパクトなHEN110520です。
大きさは、幅11.15cm高さ5.47cm奥行き20cmです。
背面に入力、スピーカー端子、電源スイッチ、バスブーストスイッチを取り付けます。
電源は19Vの秋月のACアダプターです。出力は3ワットくらいです。

アイドリング電流はダイオードで決まり200mAくらいです。スピーカー端子のオフ
セット電圧をゼロに調整して様子をみます。1日たっても発熱はありますがオフセット
は約1mVくらいで安定しています。

P3084274
DDBHスピーカーで音出しをしてみました。その後メインのFeastrex Nf5にて
聴きなれたアルバムを。

音の印象は大変素直な音です。アレキサンダー型アンプのような低音の押し出し、
抜けるような高音は望めませんがBGMとして音楽を流すには最適なアンプです。
響きがよい気がしますが・・・ぺるけ式という名前のプラシーボでしょうか(笑
出力は3ワットしかありませんが普通の音量で聴くには十分です。
コンパクトで標準アンプとして長く活躍してくれるアンプになりました。
ぺるけさんに感謝ですm(_ _)m 

メインアンプの箔抵抗化はかなり良い結果となりました。その後、エミッタ抵抗も
デール無誘導巻線抵抗から箔抵抗に変更してみましたが顕著な改善はみられません
でした。現在のところ主な抵抗を箔抵抗とし終段トランジスターエミッタ抵抗を
デール無誘導巻線抵抗にすることが現時点でのベストと思っています。

プリアンプは音量調整としてのファインメットトランス式アッテネーターを使って
います。このアッテネーターは音量をセイデンの23接点ロータリースイッチにて
切り替えています。音は濃厚な感じで気に入っています。
不満といえばロータリースイッチで切り替えるために細かい音量調整ができないこと
リモコンを使って遠隔操作ができないことの2点があります。
先日、秋月電子のホームページを見ていたところロームからハイエンドの音量調整
チップが出ています。MUSES72323というチップでメーカーの説明ではハイエンド用
と紹介されています。そこでお気楽さんの掲示板でこのチップを使ってプリアンプ
が出来ないかと書き込みをしたところお気楽さんが基板の開発をして頂いています。
音量調整、入力切替がリモコンでできないかとの要望もお願いしました。

そんなときにハイエンドDACを開発販売しているEMISUKE AUDIOさんのホームページ
でリレーで切り替える抵抗ラダー型の音量調整基板がリリースされていました。
そこで早速入手して製作してみようと思いました。現在、部品を収集しているところ
です。入力切替、音量調整がリモコンで行えること、抵抗は片チャンネル15ケを
使いますが、自由に選択できることが特徴です。
P3044260

白いのがマイコン基板基板です。入力が5ケ出力は1ケです。
ケイン、入力は液晶で表示されます。

部品を集めていますが、抵抗が音質を決まますのでどれにしようか迷っています。
さてどんな音になるのか期待しています。

↑このページのトップヘ