クロックジェネレーターを製作しました。
Si5340というICを使って10MHzのクロックをいろいろなクロックに逓倍して出力するという基板です。
Si5340はお気楽さんの掲示板でも話題になっており近々にリリースされるようです。ジッター量ですが
TCXOですと1.5ps、Si5317ジッタークリーナーは300fs、Si5340は90fsだそうです。フェトム秒といっても
実感がわきませんが入手できる素子では最小のジッター性能だそうです。
やなさんホームページで開発状況が紹介されていたのでR-2RDACに組み込むことを考えていました。
リリースされてすぐに頒布をお願いして製作ました。OCXOから外部入力をすればより低ジッタークロックを
創生できると期待されます。まずは頒布品のTCXOを使います。
基板は50ミリ×80ミリというコンパクトサイズです。
電源は4Vと3.3Vです。4Vはクロック用で余裕をみて400mAが必要です。
トップビューです。クロックジェネレーター出力から同軸ケーブルでP2D基板に入力します。
周波数はとりあえず49.152MHzに設定して入力しました。この周波数ですとDAC出力を48kHzから
768KHzまでアップサンプリングをすることができます。
使い勝手としてはクロックジェネレーターのスイッチを入れてから約5秒後に出力がでるのでP2D基板と
同時に電源を入れるとシステムクロックなしになりエラーが出てしまします。
そこでクロックジェネレーターとそれ以外の電源スイッチを分け、クロックジェネレーターの電源をまずオンに
そしてDAC本体をその後オンにします。通常はクロックジェネレーター電源だけ入れっぱなしにして安定性
を確保します。
左がクロックジェネレーター用スイッチ、右がDACスイッチです。
さて音ですが・・・・
これから連休にゆっくりと聴きます。その後レポートします。
平成最後の製作が終わりホッとしています。よい音になると期待しています~ ~