MJ無線と実験誌の2月号と3月号に安井章さんのプリアンプの設計と製作が掲載されて
います。この記事でPCや家電などから発生する高周波ノイズがACラインや接続ケーブル
から混入しアンプに流入し音楽信号との間に混変調ひずみが発生し音が濁るとか音が曇る
という表現がされることがあると記述されています。
います。この記事でPCや家電などから発生する高周波ノイズがACラインや接続ケーブル
から混入しアンプに流入し音楽信号との間に混変調ひずみが発生し音が濁るとか音が曇る
という表現がされることがあると記述されています。
設計製作にこのような高周波ノイズの阻止対策が行われています。その方法はAC入力には
フェライトリングと巻線によるコモンモードノイズフィルターの採用、アンプに接続され
る入出力ラインにはコイルと抵抗によるフィルターが採用されています。また整流ダイ
オードによって発生する高周波ノイズを阻止するコイルと抵抗がダイオードとケミコンの
間に挿入されています。
フェライトリングと巻線によるコモンモードノイズフィルターの採用、アンプに接続され
る入出力ラインにはコイルと抵抗によるフィルターが採用されています。また整流ダイ
オードによって発生する高周波ノイズを阻止するコイルと抵抗がダイオードとケミコンの
間に挿入されています。
今回は実施していませんが抵抗やケミコンに銅箔を巻き付けたり、トランスにも銅箔を
巻き付けたりしています。
巻き付けたりしています。
詳細はMJ無線と実験2月号と3月号を参照下さい。
この記事に注目したのは安井章さんがおおよそ5年くらい前からこのコイル挿入対策を
チャレンジされており安井さんご自身だけでなく読者のマニアも追試されたりいろいろな
アイデアの集大成であると読み取れます。
チャレンジされており安井さんご自身だけでなく読者のマニアも追試されたりいろいろな
アイデアの集大成であると読み取れます。
内容はやさしく解説されており、挿入したコイルの値や型番などが書かれており私たちが
応用しやすい記事になっています。
応用しやすい記事になっています。
接続ケーブルから混入してくるノイズは上記結線図のアンプ基板入口のコイルと抵抗
で阻止します。またメインアンプとの接続ケーブルから混入してくるノイズはアンプ出口
のコイルと抵抗で阻止されます。コイルは4.7μHと15μHで300kHz~200MHz
のノイズを阻止する働きがあります。
で阻止します。またメインアンプとの接続ケーブルから混入してくるノイズはアンプ出口
のコイルと抵抗で阻止されます。コイルは4.7μHと15μHで300kHz~200MHz
のノイズを阻止する働きがあります。
具体的に付加したコイルと抵抗を画像で説明します。
赤マルで示した部分が追加したコイルと抵抗です。
ダイオードの左にある緑色の部品がコイルでとなりの抵抗とともに追加しました。
これはトランスのゼロと基板アースの間に追加しました。トランスからのノイズを除去
するためです。ケミコンの両側にもコイルと抵抗を追加しました。これはダイオードと
ケミコンの間に追加しました。ダイオードから発生する高周波を除去するためです。
これはトランスのゼロと基板アースの間に追加しました。トランスからのノイズを除去
するためです。ケミコンの両側にもコイルと抵抗を追加しました。これはダイオードと
ケミコンの間に追加しました。ダイオードから発生する高周波を除去するためです。
アンプ基板の右側にコイルと抵抗を追加しました。ロータリースイッチの左側に出力用の
コイルと抵抗を追加しました。アンプ入出力側のコードのシールド側に乗ったノイズを
除去するためです。
コイルと抵抗を追加しました。アンプ入出力側のコードのシールド側に乗ったノイズを
除去するためです。
これらの対策をした後の効果はどうなんでしょうか。対策後の音質ですが、もちろん驚く
ほどの音質差があるわけではありません。
ほどの音質差があるわけではありません。
しかし、ギターのはじける音やときおり響く低音の迫力が増した気がします。
何となく聴こえる音楽の音質がワンランク向上した気がします。プラシーボかなとも思い
ますが・・・・
ますが・・・・
オフ会などで聴いてもらおうと思っています。
メインアンプも同じ対策をすべきだと思っていますが、ボチボチやって行きます。
MJ誌やラジオ技術に半導体アンプの記事が大変少なくなりました。その中で安井章さんと金田明彦さんの
大御所が頑張っておられます。
今後も音質向上に取り組んだ成果を発表されることを期待しています。